第50回 晩秋の塩尻にて

  久しぶりに園芸関係です。今年最後の塩尻行でした。作業は梅など樹木へのマシン油乳剤の休眠期散布。アブラムシなどの昆虫の卵を除去するためです。それに雑草地へのラウンドアップ散布。これで春の除草作業がほとんど不要になります。現役時代の最後の頃 やったこともないのに偉そうに技術指導していたことを引退してから実行しています。本当はマシン油乳剤処理には1~2か月早すぎるし、ラウンドアップ処理には2週間ほど遅すぎます。しかし、遠距離なので仕方ありません。

 ナツメの実が鈴なりでした。昔は子供のおやつになったそうですが、水気の抜けたボケたリンゴのような味で今の子供たちは歓迎しないでしょう。鳥が食べた形跡もあまりありません。

 メタセコイヤがきれいに紅葉していました。北の丸公園で拾った種から育てました。

 ウバユリがぎっしりと種をつけていました。この栽培は難しそうなので自然に任せることにして放置です。

 マユミです。実の形が面白いので旅先で採ってきた種を育ててやっと実をつけました。

 ムラサキシキブです。平野部では鳥がさかんに食べますが、この高原ではそれほど食べられないようです。

 コブシの実です。近所の街路樹から種を採って育てたものです。今年初めて実をつけました。おそらく日本古来の品種ではなくて海外から来た園芸種です。はてなブログで拝見しているhuukyou先輩が不気味な形をしていると指摘されているように変な実です。

 ウメモドキ。宝石のような赤い実をつけます。それほど大きくならないので庭木にもできます。この小さな実の中の小さな種からよくぞ育ったものだと感心しています。

 翌日は雨でほとんど作業できず、温泉を使った公衆浴場で時間をつぶしました。帰り道の談合坂サービスエリアで撮った写真です。谷間に雲海が出来ていました。

 今年の作業はこれで終了。来春は4月下旬に来る予定です。