第43回 信州の高原にて 真夏

 久しぶりに本題に戻りました。塩尻の山中に月1回通って木々と草花をいじっています。この写真はノカンゾウ。珍しい花ではありません。植えたわけではないのに勝手に繁殖しています。平地でも見かけることがある雑草です。

これは野ばらの実です。つやがあってきれいです。鳥などが食べる様子がありません。木を弱らせないために摘み取ってしまいます。

   以前チゴユリをご紹介しましたが、これは同じユリでも大きさが全く違います。北海道ではたくさん見かけましたが信州ではあまり見たことがありません。これも勝手に生えてきました。ウバユリです。まだつぼみですが、次に来るのは一か月後なので花が終わっているかもしれません。  野ばらが一本弱ってしまい、根元に虫の糞が塊になっていたので切り倒したところ巨大なイモムシが出てきました。カミキリムシの幼虫です。食べるとおいしいという記述もあります。殺虫剤を注ぎ込んで成仏してもらいました。  これはアケビコノハの幼虫です。勝手に生えてきたアケビを育てたところたくさんつきました。すごい形をしています。枯葉のようにも見えるので擬態のつもりでしょう。この成虫も擬態の代表として本に出てきます。幼虫は黒いものと茶褐色のものがあります。多分同じ種類だと思います。初めて見ました。これは退治せずに放置です。  最後はこのブログの表題にもなっているサクランボです。これはアメリカンブラックチェリーの種から育てたもので3年目です。前回は枯れてしまったので、今回は植穴を大きく掘り、腐葉土を入れるなど工夫してみました。背後の木はユリノキです。こんなに急速に大きくなるとは想定外で植える場所を間違えたかもしれません。上野の国立博物館の玄関前にある巨木の種から育てたもので由緒正しい樹です。  気温は30℃以下で過ごしやすいはずでしたが、太陽光線が強烈で休み休み作業しました。次回は8月下旬です。