自治会長になってしまった。第13回(最終回)任期は終わった。しかし、もっと厄介な事に首を突っ込んでしまった。

 ご報告が遅れましましたが、4月初旬に通常総会があって私の会長としての任期が終わりました。

 総会ではプレゼンテーションをやってみた。

 総会ではパワーポイントを駆使しアニメーションを使いそれをリモコンで動かして説明しました。出席者の大半は後期高齢者でこんなプレゼンは見たことがなかったはずです。反発があるかとちょっと心配しましたが、ウケはまあまあだったと思います。話が頭に入ったかどうかはわかりません。

  以下はプレゼンの前置きです。この理屈っぽい前置きは3分くらいで終わらせました。

 論客たちは大学紛争世代。その後に来るのはシラケ世代だったかな。

 我が自治会は約260世帯なので、人口は500人以上いるはずです。その中で自治会に関心を持って、意見要望を出してくれる人は多くて20人くらい。それも80から85歳くらいの方々です。この方々はとてもリアクションが良くて、ああ言えばこう言うデベートの能力もある程度残っています。私の同僚や直近の先輩たちにはない雰囲気があります。後輩、若手にはもっと希少です。

 最近気がついたのですが、この方々は大学紛争世代です。北ベトナムに爆弾を落とし続けるような国と軍事同盟を結んでいいのか、しかし軍事無くして国を守れるのかなどと、安保条約の延長について酒場で延々と論争をしていた人達が、就職が決まって髪を切って、さらに60年の月日を経てここにいるのです。

 もっと厄介な事に首を突っ込んでしまった。

 我が自治会には40人くらいで会議ができる集会所があります。これが築50年たちシロアリの被害もあり、何とかしなければいけません。この仕事は1年では終わりません。しかし、自治会役員の任期は1年しかないので今の役員会の他に少し任期の長い組織を作る必要がありました。それを作って私が部会長をやることにして総会で承認されました。たぶん、3年くらいかかるでしょう。作業が終わったら2回目の引退をするつもりです。

 まずは集会所が必要であるとのコンセンサスを作らねばなりません。人望とかに縁がなく人づきあいの苦手な私には最も不向きな種類の仕事です。この歳になって新しいことをやるのも悪くないと思っています。今のところ「大学紛争世代」の怖い先輩たちも好意的に見てくれているようです。

 このことは公にできないことが多いのでブログには書かないつもりです。これまで通り、ブログには園芸と歩き旅、そして時々 脱線して番外編を書きます。

 

      (総会用プレゼンの最後の1枚です。)