自治会長になってしまった 第12回 任期もあと1か月

 決算・予算、総会資料の作成、引継ぎ資料の作成で頭の中は大忙しです。9年前にも自治会役員をやっていて総務担当として総会資料を編集しましたが、その時はそんなに苦労したような記憶が無い。能力が落ちています。

 昔はいろんなことを並行して処理で来ていましたが、70過ぎると視野が狭くなって頭の中のチャンネルが少なくなります。これを実感できなくなったら「第3者的に自分を見る」とか「昔の自分と比べて見る」と言うチャンネルが無くなったことになります。実感できるだけまだマシのはずと自分を慰めています。

 何かしら新しいことをやろうとするのが面倒を起こす原因かもしれません。去年の資料の丸写しでもいいのに独自性を出そうとするから大変になっています。少しでもわかりやすくしようとしてかえってわかりにくくなっているとか。これは性格だからしょうがない。

 会長としてマニフェストが2つありました。

自治会の仕事を簡素化し、役員の仕事を減らす。そうでもしないと役員のなり手が無くなる。

自治会費を少しでも値下げする。そうしないと自治会に入会しない人が出てくる。

 これらは時々発言してきましたが、マニフェストとして発表するようなことはしていません。しなくて良かったのです。①の仕事の簡素化はできず、逆に仕事を増やしてしまいました。今までの自治会が放置してきた空家問題とかゴミ収集ステーションの管理問題に着手したからです。②の自治会費値下げはできませんでした。防災用備品の購入とか集会所の老朽化対策を始めたからです。能登半島の状況を見ると防災にはもっとしっかり取り組まないとまずいと思います。しかし、お金が無いので少しずつしかできません。

 やっと総会資料の原稿を印刷屋に出しましたので、ブログを書く余裕ができました。次は引継ぎ資料と3月末締め切りの各種補助金の市役所への申請作業があります。

 会長の仕事量は現役時代の1/10くらいでしょう。しかし、結構ストレスがあります。これが刺激になって認知症になるのが3~4年遅れたかもしれません。