第55回 夏の終わりは花が少ない塩尻にて

 8月23日の天気予報では曇後雷雨のはずが快晴になってしまい、午後2時の国道20号塩尻峠の温度計は33℃でした。関東の平野よりも2~3℃くらい低いと思いますが、この気温での草刈り作業は非常につらい。ともかく栽培している植物を雑草の囲みから救出するために最小限の作業をしました。

 つらいのは昆虫も同様でしょう。この時期は花が少ないのでミツバチなどは苦労しているはずです。できるだけ花が途切れないように多様性を心がけています。ヒマワリが満開でした。ミツバチとハナムグリが来ていました。

 夏水仙です。あまり虫は集まりません。雑草から掘り出した形跡はお分かりと思います。隣の樹はトチノキです。このまま大きくなると夏水仙と競合してしまいますが、植えた時はそこまで想像が働きません。

 意外に虫たちに好評だったのはタラノキでした。春には山菜タラの芽が採れます。繁殖力が強いが寿命は短く、あちこちから雑草のように生えては、いつのまにか消える雑木です。幹にトゲがあって邪魔なので切り倒すつもりでしたが、この時期には貴重な蜜源らしいので保存することにしました。ミツバチ以外にも多様な虫が来ていました。

 ミョウガです。一応 これでも花です。我家へのお土産に収穫しました。

 次回は9月下旬に来訪します。少しは涼しくなっていることを期待しています。ヒマワリの種取、水仙の植付、菜の花(たぶん小松菜を使います。ハナダイコンもいいかな)の種まき、梅などの夏枝(徒長枝)の切り落としが主な作業です。ハシゴを持って行かなければ。