番外:国立博物館に古代メキシコ展を見ながらジジイの独り言

古代メキシコだけでなく日本の縄文時代四大文明と離れて独自に発達した文明では無かったか。

 日本の縄文時代は15,000年前から2400年前まで、1万年以上続いたそうです。古代メキシコで最初の文明とされるオルメカ文明は紀元前1500年頃、つまり今から3000年ほど前なので、時間的に縄文時代晩期と重なります。古代メキシコ展は国立博物館の平成館で行われました。偶然にも平成館の1階に縄文の遮光器土偶の本物が置いてあります。

 

 

 独自に発達した文明と四大文明を比較すれば人類の本質が見えてくるはず

 共通するところ

 大きなお墓を作り副葬品を埋葬した。ベーリング海峡を渡ってきたアメリカ先住民の祖先が元々その風習を持っていたのかもしれませんが。

 宗教を持っていて神に祈っていた。神に祈ることが人類の本質の一つか。

 土器を作ることができた。精巧な薄い土器が展示されていました。高温を作る技術は持っていたようです。

 

 共通しないところ

 金属器を道具としては使用しなかった。鉄を持たず、青銅器を祭器として用い、黄金を持っていました。

 車輪を持っていなかった。車輪は人類にとって偉大な発明だと思います。しかし、車輪もコロも無しでピラミッドのような巨大な建造物が作れるのでしょうか。コロを思いつけば車輪まであと一息でたどりつくはずですが。

 人間を生贄として殺した。四大文明では古代メキシコ及び南米のインカ帝国のように宗教の最重要儀式として頻繁に行われることはなかったと思っています。

 

 彼らの顔は東アジアとは違う

 

 ユーラシア大陸からベーリング海峡を越えてきた人々はどこからきたのでしょうか。

 中国人や韓国人の観光客が流れ込んできていた。

 日本の文物を見たければ本館だけで良いので料金も安い。何でも見てやろうの精神は悪いことではないけど。