第9回 桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿のその後

 ツツジが咲きました。この写真は2021年4月4日です。昨年よりも2週間早く開花しました。

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 次の写真は昨年2020年4月19日です。上の写真と同じ木です。

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 花の数が異なることにお気づきと思います。違いは剪定の時期によるものです。上の写真の例では前年の5月28日に剪定していて、下の写真の例は前年の6月9日に剪定しています。ツツジの花芽形成は花が終わるとすぐに始まります。その時期より遅く切ると花芽を切り落としてしまうことになり花が咲かなくなります。園芸の本に書いてあることを実証できました。ツツジは品種によって開花時期が異なります。従って、品種ごとに剪定時期も異なります。下の写真の悪い例の場合、サツキツツジの開花終了を待っていっぺんに済ませようとしたのが間違いでした。

 まとめると、「ツツジは花が終わった後、花がらを切り落とすつもりで切り詰めるべし。」です。そうすれば翌年 たくさん咲いてくれます。

 なお、これらの木は小さく見えますが、いずれも樹齢30年を越えています。切り詰めないとジャングルになりますので切らないわけにいきません。園芸とはメンドクサイものです。