園芸

第40回 トゲの無いバラには香りが無い?

最近トゲの無いバラが多くなってきました。近所で咲いているバラは最新流行の品種なのでトゲがありません。ものすごく咲いているのにバラの香りが漂ってこないことに気がつきました。不思議です。 我が家には野生のバラがありますが、香りが強く5~10m離れて…

第32回 梅の花が下向きに咲くことに気がつきました

3月になりました。我が家の梅が満開です。 小さな発見 その1 梅の花は下向きに咲く 2階から見下ろして写真を撮りました。白梅(しだれ梅)も紅梅も下向きに咲いていることに気がつきました。 地上から見上げて撮るとこのようになります。 小さな発見 その2…

第27回 中山道で見た植物

私の趣味は園芸と街道歩きです。2019年12月に東京・日本橋をスタートした中山道を途中中断があったりしてほぼ3年がかりで、やっと先週 京都・三条大橋にゴールしました。旅行記は別ブログに書くとして、ここは植物中心にします。 バイカモ(梅花藻) 醒ヶ井…

第17回 カミキリムシの来襲

エゴノキとカミキリムシ 近所に街路樹としてエゴノキを使っているところがあります。5月中旬頃 風鈴のような白い花をたくさんつけます。鈴のような実も可愛いし、見栄えは大変よろしい。写真は街路樹に使われているエゴノキの花です。ややピンク色で園芸種…

第11回 初夏の虫たち

市街地の花壇を見ると花に蜂が来ていないので心配になります。久しぶりに田舎に行ったら蜜蜂がたくさんいてほっとしました。 春の花を片づけ、雑草を刈取るつもりだったのですが、蜜蜂のために延期しました。 蜂や蝶や小鳥が来るように花も実もある植物をせ…

 第9回 桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿のその後

ツツジが咲きました。この写真は2021年4月4日です。昨年よりも2週間早く開花しました。 次の写真は昨年2020年4月19日です。上の写真と同じ木です。 花の数が異なることにお気づきと思います。違いは剪定の時期によるものです。上の写真の例では前年の5月28日…

第8回 春になりました。2021年春分の日の出来事。

細かく見ると季節の動きが微妙に違います。桜の開花が早くなっただけではありません。ハナカイドウが咲きました。以前は桜より遅く咲きましたが、昨年と今年はほぼ同時に開花しています。 積算温度と植物の反応で説明がつくのでしょうが、手もとにデータが無いし素…

第7回 畝を立てる方角は東西か南北か。野菜の話

「火をおこすこと」とか「車輪とベアリング」を思いついた人は人類の文明の進歩に大きく貢献したと思います。それらに加えて、とても地味ですが「畝を立てること」を思いついた人もすごいと思います。 おそらく最初の農耕は平らなところへ種を蒔き土をかぶせ…

第6回 桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」の根拠は何でしょう? 私は樹形のことを言っていると思っています。桜は放置しても美しい樹形に育ちます。むしろ切らない方が樹形が整うと言ってもよい。しかし、梅は放置すると徒長枝(夏枝)が伸びてほうきを逆さに立てような…

第4回 虫たちと付き合う

バラの花の中に虫たちの世界ができています。 クマンバチが来襲して虫たちを蹴散らしてしまいました。 コガネムシ(たぶんヒラタアオコガネムシ)がヒマワリのめしべをむさぼり食っています。こうなると害虫です。 これを面白いと見るか気持ち悪いと思うかで…

第5回 虫たちと付き合う その2 害虫を管理する。

害虫防除は英語でPest Controlです。あるいはPest Managementと言ったりします。病害虫雑草を含めるとPlant Protectionと言います。日本語の「防除」は「殺す、除去する」というニュアンスが強いように思えますが、英語のControlやManagementは「管理する、…

第3回 勝手に生えてくる植物

庭の管理をする作業の中で一番大変なのは草取りです。特に真夏にやぶ蚊と闘いながらの作業は本当に大変です。しかし、これを手作業にしなければならない理由があるのです。 庭の一角がこの写真のようになってました。さて、どれを残してどれを抜きますか? …

第2回 晴れた空に種をまこう

第1回でご紹介した「さくらんぼの種を発芽させる方法」と同様な方法でいろいろな植物のたねを発芽させることができます。要するに鉢に土を入れて種をまき、屋外で乾燥しないように越冬させると春になって発芽するという方法です。 これはサネカズラです。西…

第1回 さくらんぼの種を発芽させる方法

さくらんぼを食べた後、残った種を見て植えてみようかなと思ったことのある方はおられますか?これはそんな生き物に興味をお持ちの方に読んで頂きたいブログです。 この方法で本当にさくらんぼの苗ができます。最初にお断りいたしますが、これは私の発明では…